個人情報
孫たちと連絡が取れてなかったものだから、まず学校を目指しました。先生に会って話をきけば、何もかもわかると考えたのです。
写真は学校の近くの住宅です。益城町では、まだ2割ほどしか片付いていないのだとか。
朝9時にホテルを出て、バスに乗りました。「古閑が終点です。ここからシャトルバスに乗り換えてください」とアナウンスがあっても、意味がわかりませんでした。「ええっ、終点は木山でなかったの。こんなところに降りてもわからん!」と驚きながらも、バスの運転手さんにせかされて降りました。
バスを降りると、数人の人が座っていたので、私も一緒に座りました。まもなく10人乗りくらいのシャトルバスが来ました。そのバスで終点の木山まで行きました。バスは無料でした。
木山中学へ行ってみると、その日は月曜日でしたが、学校は休みでした。クラブ活動をしている先生に尋ねると職員室に案内してくれました。職員室にいた女の先生には、子供が在籍しているかどうかも教えないと言われました。
次に益城町役場に行きました。一見して壊れていないように見えますが、使用禁止で仮設事務所に入っていました。役場の子育て課に行って相談しましたが、学校のことはわからない、個人情報は教えられない、というので、どこか相談するところはないか、たずねますと、「今日の13時半から無料の法律相談があるから」と紹介されました。
法律相談は役に立ちませんでしたが、「近所の人にきいてみたら?」と助言されました。
近所の市場のおばさんにきいてみると、すぐにわかりました。もっと情報がほしいと思って、家の近くに行くと、近所のおばさんが電話番号を教えてくれ、電話までしてくれました。ここからホテルまでどうやって帰るのかたずねると、ホテルまで車で送ってくれました。その人も被災しているが、その人の家は屋根を直してもらっただけだったとか。隣の姉さん宅が、一見きれいに見えるが、天井や壁が落ち住めないのだとか。そこで、姉さんが自分の家に住み、自分は姉さんに家賃を出してもらって熊本市内に住んでいるのだとか。孫たちも2年間、仮設住宅として家賃補助を受け、熊本市内に住んでいるのだとか。その日の仕事はこれで終わりです。
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2016年10月31日 | コメント/トラックバック(0) |
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