ナショナリズム

外交敗戦 手島龍一 平成19年発行を読んでいると、妙な文章に出会った。

日本人が世界からいわれなき蔑みを受けている、と感じたとき、国内の世論は危険な風をはらむことになる。日本社会の底に不健全なナショナリズムが澱のようにたまっていくことになろう。

これと同じ論調を中国に関してもきいたことがある。中国が右翼化するのは日本が悪いとか。

しかし、一般国民は、政府の能力を嘲笑しても、不健全なナショナリズムには至らない。いったい誰が不健全なナショナリズムを煽り立てるのだろうかと思う。

金と暴力で地方議会を支配した人はいても、それがナショナリズムには結びつかなかった。

ヘイト・スピーチも、ただ金だけで動いているように思う。それを確かめるために、損害賠償請求をし、大きな額の課徴金をかけてみればよい。割に合わないと彼らはやめるに違いない。

不健全なナショナリズムのために、普通の国に、戦争のできる国になるのは、ごめんこうむりたい。湾岸戦争の対応、あれは、あれで良かったのじゃあないと思えませんか。もう少し金を小出しにしてもよかったのにとは思いますが。そして金を与える時は、何に使うのか、何に使ったのか、明白にしてほしい。米軍の思いやり予算もね。

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2014年7月25日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ブログ

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