富士正晴
へそっこ公園の舞台で和太鼓の演奏をしています。形はかっこいい舞台ですが、急な雨の時困ります。もう少し屋根が大きかったらな~と思います。
今日は図書館で借りてきた本、文学に描かれた戦争、2015年8月1日発行を読みました。
富士正晴氏の「帝国軍隊に於ける学習・序」が1番面白かった。日本の軍隊の実態がいやというほど語り尽くされる。今の社会の実態も似たようなものだろう。
現実の軍隊は、強盗で人殺しで強姦ばかりして、しかし、あいつらも明日の日が判らんし、楽しみもなくて、スサんでるから可哀相だね。
法律とか愛国思想とかは、それを守らないがために存在しているらしい。
わいろによって人事を左右し、当番に命じて炊事から砂糖や肉や魚をビンはねして・・・
何という私意による編成、懲罰的編成であろう。子だくさんの炭鉱夫、水呑百姓、小商人、困っている者が損なくじを引くんじゃ。生活に余裕ある連中は物質で丸め込むことができるのである。
戦前は情報が少なかったがために、無謀な戦争に突入したのではなかった。今と同様に十分な情報はあったのである。今と同様に、誰も間違っていることを間違っていると言えなかっただけである。
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2016年8月14日 | コメント/トラックバック(0) |
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