原田武夫
原田武夫氏の功績は大きい。2009年発行の「計画破綻国家 アメリカの罠」を読んでいる。
この本の中で原田氏は「デフォルトが宣言される日を、2009年1月20日から議会同意人事が固まる頃、秋ごろまでの政権が本格始動していない段階で行うパターンが最も望ましい」と書いている。
しかし、彼の予言は当たらなかったというよりも、彼の予言のために、オバマ氏はデフォルト宣言ができなかった。
この本でもわかるように、先読みをすることである。先読みをして、それを公表することである。破綻を防ぐ方法はそれしかない。
この本の中で、彼は次のような引用をしている。
これだけ過激な「改革」を実施したにもかかわらず、ニューディールは無残な失敗だったと言わねばなるまい。失業率はニューディール政策を開始した後の1933年に25%に達し、1937年には15%まで下落するものの、1937年から1938年にかけて株価が再度急落するなど経済がさらに悪化すると、又しても21%まで上昇してしまう。アメリカがこのような経済危機から脱することができたのは、ひとえに第2次世界大戦のおかげだった。真珠湾攻撃がなければ、失業問題がいつまで続いたかは、まるでわからない。
日本も中国もアメリカの最も大きな債権国である。日本と中国が戦争をしてくれたら、アメリカの債務問題はすべて片が付く。煽っているのは誰かということは、言わずと知れたことではないだろうか。
彼はこの本の中で、「BBCはチベット独立運動の背景にCIAによる全面的なバックアップがあるとのドキュメンタリーを作成、これが動画サイトにアップされ、日本語字幕で見られるようになっている」とも書いている。
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2014年6月7日 | コメント/トラックバック(0) |
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