武器化する世界.2
おそらく2014年の馬場です。遠くに吉野川が見えます。馬場地区に薬草協会の会員がいて、そこから撮った写真だと思われます。
武器化する世界、マーク・ガレオッテイ著、杉田真訳、読み終えました。
戦争行為の非武装化、戦争はいたるところにある、法律・情報・文化、
ギャング・スパイ連合、愛国ハッカーとサイバー傭兵
武器化された不安定性、永遠に続く無血戦争
これが現在の状況なのだとか。単語を並べただけで、分かるはずである。
ヴァーチャルな艦隊、潜水艦、航空機を出現させることも出来るらしい。9.11が示すように。
転覆工作から指示ミスへ、兵士たちは混乱と不確実性という新しい世界へ足を踏み入れようとしているとか。
日本は平和憲法が原因で外交力に弱いと言われているが、恫喝や圧力で道を切り開くことは、短期的には功を奏するかもしれないが、長期的にはデメリットの方が大きいとか。
法は武器にはなるが盾にはならないとか。
民間部門は「国際社会のはらわたをむさぼるジャッカル」だとか。国家間の競争の外注化と普遍化が、様々な新しいビジネスチャンスを生み出している。傭兵や企業スパイだけのおいしい話ではない。映画製作、報道対策アドバイザー、弁護士、プログラマー、資金洗浄屋、あらゆる業種の企業家がその分け前にあずかれるとか。
現在は手に負えない無秩序な状況で、代理戦争の時代であるとか。
しかし、ボルジア家が30年間支配したイタリアでは、戦争、テロ、殺人、殺戮が日常茶飯事だったが、ミケランジェロやレオナルドダヴィンチが活躍し、ルネサンスが花開いたのだとか。ガザやウクライナで虐殺が行われている一方で、大阪では万博とか。現代はルネサンス期と同じ状況なのだろう。
情報の利用と同様に、あらゆるものが捏造され得る時代において、信頼性の高さはいっそう重要になると考えられるとか。日本は今までのように信頼性をバックにこれからも生きていけばよいと思うのですが。
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2025年4月6日 | コメント/トラックバック(0) |
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